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横浜市緑区十日市場町801-8 ホーメストプラザ十日市場東館2階

十日市場こどもクリニック

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  保護者教室 開催スケジュール

受講は、当院の受診歴がある家族対象です。(受講料無料・定員制)

次回:未定
詳細が決まり次第ご案内いたします。

病気のことを、わかりやすく伝えたい!

院長には一つ、他のほとんどの医者が持っていない、非常に珍しい肩書きがあります。 
それは「修士号」です。 
医学部は6年制ですので卒業すると自動的に修士扱いにはなるのですが、「修士号」はもらえません。

なぜそんな肩書があるかというと、熊本大学大学院教授システム学専攻博士前期課程(修士課程)に在籍し、社会人大学院生として学んでいたからです。

「すごいだろう!!」と自慢したいわけではありません。
私には、もっとおうちの方に「安心」してもらいたいという野望があります。

難しくて、わかりにくい医療・病気のことを、なんとかしたい!!

「先生の話は専門用語ばっかりで、よくわかんない」
「いろいろ聞きたいけど、忙しそうだし、質問しちゃいけないかと思って…」
「ネットで調べたけど、いろんなことが書いてあって、何を信じていいかわからない」

こんな風に思った経験はありませんか?

だから、「正しい情報」を、「いつでもどこでも」、「わかりやすく伝える」ための仕組みを作りたくて、最新の「eラーニング」ができる学校で学んだのです。

病気のことをお伝えする、3つの方法

病気のことをお伝えする方法として、保護者教室、紙教材(パンフレット)、eラーニング(ネット)の3つの方法を考えています。

1. 保護者教室

頭や身体を使った参加型の楽しい保護者教室

ただ話を聞いておしまい、の保護者教室をするつもりは一切ありません。
なるべく皆さんも参加していただき、頭や体を使ってちゃんと学び、「わかった!」と感じられる保護者教室を目指しています。

食物アレルギーやぜんそく、他の分野でもご希望がありましたら、診療の空き時間や休診日などを使って、積極的に保護者教室を開催しますので、お気軽にご相談ください。

保護者教室実施例

保護者教室の対象は、保護者の方や学校関係者や幼稚園・保育園、そして看護師さんや保健師さんなどです。
小規模であればクリニックを使い、ある程度大規模となる場合は近くの施設をお借りして開催いたします。

  • 小児ぜんそく教室
  • 食物アレルギー教室
  • 食物アレルギーの症状対応教室(エピペン教室)

他の分野でも対応可能です。是非ご相談下さい。

2. 紙教材(パンフレット)

集まって顔を合わせて学ぶ保護者教室も効果的なのですが、何度も見返すことができる紙教材(パンフレット)も効果的です。

今、すぐにお渡しできるのは、以下のものですが、これから徐々に拡充させていく予定です。
「こんな内容のものがほしい」など、ご希望がありましたら、ぜひ教えて下さい!

  • ピークフローメーター(ぜんそくのお子さんが使う測定器具)の使い方

3.eラーニング

今、皆さんにとって一番身近なのは、 パソコンやスマホ、タブレットなどのネット端末ではないでしょうか。
大学院の卒業研究では、保健師さん向けの食物アレルギーeラーニング教材を作成し、改善していました。多くの職場に散らばっている保健師さんがいつでもどこでも独りで学べるように、という思いからです。

それをアレンジしたeラーニングシステムを、公開しました。
閲覧にはユーザー名とパスワードが必要です。すこしでも興味がありましたら、当院受診の際に、お申し出ください。

十日市場こどもクリニックオリジナル:eラーニングシステム

http://pedoku.xsrv.jp/foodallergy2015/moodle/

まだまだ、中身が少なく、シンプルすぎてそっけないですが、これからだんだん拡充していく予定です!
内容のリクエストがございましたら保護者の方は当院受診の際に是非教えてください。
学校関係者などの方は当院にご連絡、ご相談ください。

「病気を学ぶ」ことの大切さと、院長の想い

「保護者の方が病気について学べる場を作ろう」と考えた想いについて、ちょっと長くなりますが、お話させてください。

私は、2014年4月から2016年3月までの2年間、私は熊本大学大学院教授システム学専攻博士前期課程(修士課程)に在籍し、社会人大学院生として学んでいました。
つまり、大学院の場所は熊本でした。
そして、2016年春に何とか上記専攻を終了し、修士(教授システム学)をいただくことができました。

一方、医者になってからずっと、私は神奈川県内で暮らし神奈川県内の病院で小児科医として毎日働いていました。

…あれ?
神奈川県に住んでいる人がどうやって熊本の大学院に在籍し学んでいたのでしょう?

実は、私の在籍していた大学院は「eラーニングでどこでも、いつでも学べる大学院」なのです。
2014年4月から2016年3月までの2年間、仕事以外の多くの時間は指定された参考書やプリントアウトした論文、またはパソコンやiPadなどとにらめっこして、必死に学んでいました。
そしてこの大学院で学んだことは医学ではなく、「大人の学びを支援する」学問です。

小児科医と保護者教育

私はこれまで小児科専門医、アレルギー専門医として多くの患者さんと保護者の方々とともに学び、歩んできました。
外来で、自分がプロフェッショナルとして、その子にとって良いであろう治療手段をお伝えして薬を処方したり、普段の生活や症状が出たときの対応についてお伝えしたりしていたつもりです。でも、患者さんおよび保護者が主治医の説明や治療を「理解して、実行する」ことが欠ければ治療は成り立ちませんし成果が出にくくなります。
昔から小児科医の間では(偉そうで恐縮な書き方ですが)「保護者への指導が大事だ」と言われていますが、実際に保護者の指導方法についての学問的な研究はほとんどありません。

一方、患者さんや保護者の立場からすると先生の話は専門用語ばかりだし、いろいろ質問しようとしてもいっぱい待っていて後ろの人たちに気を遣っていろいろ聞けないし、なんか薬がいろいろ出たけど本当にこれ全部使うのかな、いつまで使うのかな…という経験をされた方は多いのではないでしょうか。
そしてまた受診したときに「この前説明して薬も出したのになんで使ってないの!」と怒られた日には多くの保護者は自分を責めるでしょうし(たいていの場合その必要はないのですが…)子どもは医者嫌いになっても仕方がない気がします。

この医師(およびスタッフ)側と患者さん側の溝、専門家と一般人の溝はどうやって埋めれば良いのでしょう?
ということで私もいろいろ考えました。

そして、自分で設定した目標は「医師側が患者さん、保護者(患者)の方々にわかりやすく説明する方法を学び身につけ、その方法を他の医師が使えるように体系化する」ことです。つまり、専門家と一般人の溝を少しでも埋めることです。

でも上記の通り、そのようなことに取り組んでいる小児科医はほとんどいません。
いや、取り組もうとする先生方はおそらく多数いらっしゃるのでしょうが、その方法は決して誰でも使えるような形では確立していません。

さあ、どうしよう。

熊本大学大学院教授システム学について

そこで私は教育工学に目をつけました。

工学とは「どうやって(How to)」の学問であり、教育工学とは「どうやって教育するか」という学問です。そして、社会人向けの「企業内教育、企業内研修」も主要な研究分野となっています。

いきさつは省きますが、ご縁もあり2012年秋からeラーニングおよび研修などで教育工学、特に「インストラクショナル・デザイン」(教授設計)という分野を中心に学んでいます。

そして2014年からは上記、熊本大学大学院教授システム学専攻の博士前期課程に入学し、教員の先生方や同期の方々とインストラクショナル・デザインやIT、そして経営学や著作権など多岐にわたる内容を学びました。

学生はほぼ全員社会人で、仕事をしながらこの大学院で学んでいます。
周りの皆様を見ると年齢は様々であり、教授より年上の学生も在籍されていました。
中身もタフだったり切れ者だったり人並み外れた根性があったり、と皆様にいろいろな特長がありとても刺激になりました。

本職は看護師さんや医療系専門学校の先生、医師など医療系の方もある程度いらっしゃいますが、それだけでなく一般企業の研修担当の方やIT系企業の方、また大学職員の方など多岐な職業の方が在籍し、お互い切磋琢磨しております。

本職が違う分、同じ内容を学んでも人によって得意不得意の個人差がはっきり出るのが面白いところであり、学生の立場からすると大変なところでもあります。

(ここだけの話ですが、実はクリニック開院準備より大学院の方が大変でした。)

また、違う職種の方々とお互いに議論しながら学ぶことにより多種多彩な視点に基づいた考え方を学ぶこともできました。

社会人大学院生経験者としても、患者さんの親御さんで興味がある方にはいろいろお話しさせていただくことができます。

最後に

今後は保護者の皆様のリクエストをお伺いしながら、上記の方法をうまく組み合わせてより多くの患者さん、保護者の方々が効果的かつ効率的に、しっかり学べるような教材や講演会を提供できればと考えております。
また、保護者に限らず、地域の小児に係わる多くの立場の方々にも上記のような手段を用いて学んでいただく手段を提供させていただきます。

そして、この「保護者の学びを支援する」働きかけの結果をまとめて学会発表や論文作成を行い、他の小児科医も活用できるような形を作っていきたいという夢を持っています。

ご期待ください!

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